AQ-01とTF-01でLPの音が格段に良くなりました。CDも低域遮断周波数、Shunt Regulator、Jitter、LPFと手を入れてきましたが残念ながら及びません。どうやらメカ駆動電流による干渉が取りきれないことも一因のように思えます。DACとなるとSPDIFによる接続が必要で、開発初期にDAC内蔵アンプの手伝い検討しました。当時のDIR ICの性能が良くなく音質劣化は避けられませんでした。そこでCRによるVCOから水晶発振子を用いたVCXO採用しJitter低減を行いました。しかし、満足できる結果にたどり着けず、以来SPDIFに期待でき無くなりました。 しかし、CDトランスポートの音質改善の依頼を受け、DACが必要となりました。幸い旧新潟精密FN1241A評価基板を持っており、試聴に使用したところ、予想以上の音質が確認できました。最新のDIR ICの能力は高く、製作記事が多数発表されている理由がわかりました。評価基板を聴きこむに連れ音像が曖昧で実力が発揮できていないこともわかりました。特に電源デカップに複数の種類の異なる容量が使われ音質の阻害容易になっていました。さらにDAC出力段にShunt Regulatorを使用し音質改善できました。CDがLPの印象に近くなりました。そこで、DACを製作することにしました。 |
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