自分の生活空間でどのように音楽を再生したいのかのイメージです。残念ながら音のイメージを平面で描写に限界がありますのでご容赦願います。描かれているスピーカーは部屋の位置関係を示すためで、サイス・構成に意図はありません。 この画は、現在のイメージです。スピーカーから音が出ていると感ずることはほとんど無く、中央の密度が高くほぼ円形に音場が広がり、奥行きがあり、演奏されている音像はこの円の中の左右上下の想定される位置にあります。このような音場を再現するのは、比較的バッフル幅が小さい小型のブックシェルフ型やトールボーイ型のエンクロージャーの最近の設計のスピーカーです。 |
||
左右のスピーカーの頂点に居なくても、中央に音像を感じられます。興味深いのは、モノラル録音で定評のあるソースで左右の定位感は感じられませんが、十分に音場が広がり、演奏者の前後や高さ方向の位置取りが感じられ、2ch録音と遜色なく楽しめます。このような音場を実現するにはソース機器、増幅器およびケーブルの可聴帯域内に音色の変曲点の影響を少なくすることが重要です。紹介しています工夫で効果の高いのは、低域遮断周波数、グランドライン、シャントレギュレーター、LPFと群遅延、Round Frame、Speaker Cable、DAC-01、Audio Cable ST-1QPCUHD等で、特にTrans Linea Bias AMPはLM3886 AMPとは一線を越える効果がありました。このような音場が得られるようになると、オーディオ的な音質表現の低域・中域・高域やバランスなどの言葉は当てはまらなくなります。一言でいえば、聴いていて憂鬱になることがない音質です。さらに音場を広げるにはどのような工夫が必要なのか考えています。 |
||