FM TunerのSTEREO時の測定は、パイロットやサブキャリアの漏れにより歪率の振る舞いがマスクされて真の実力を見ることが出来ません。そこで、オーデヂオ出力を400Hz‾15kHzに帯域を制限することが規定されています。現役を退いてから、再調整の際は、Filterを用いなくてもできますが、巣篭もりの手慰みで、Filterを作成しました。 |
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400Hz‾15kHzに帯域を制限するフィルターの具体的な特性は明確な規定はありません。現役代は、高性能なLCフィルターが容易に手に入りましたが、現在は見つけることが困難です。オペアンプを用いたアクティブフィルターで構成することとしました。高域減衰を確保するために7次チェビシェフとします。15kHz周波数特性への影響を避けるためにカットオフは17kHzに設定しました。図のような特性です。しかし、19kHzでは-12dB弱の減衰しか得られません。もっと高次にすることも可能ですが、難易度が上がります。 |
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使用しているシミュレーションソフトMicroCap12は、今ですと、http://www.spectrum-soft.com/download/download.shtmでフルバージョンを無料でダウンロードできます。いつまで可能かは不明ですのでお早めにどうぞ。 |
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