・クォードラチャー検波器の調整 Servo Lock OFF(MONO)にし、アンテナをつなぎSメーターが3ないし4点点灯する局を受信させ、音声を聞き妨害が発生していないことを確認します。注意深くチューニングノブを回しSメーターを最大にします。 R13の両端にテスターを当て、電圧が±10mV以下になるよう、検波コイルのコアを回します。Tuned LEDが薄く点灯します。 |
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・受信周波数の調整(局部発振周波数) 指針は目盛板の正しい周波数を示さなければなりません。番組表で今受信している局の周波数に指針を置きます。フロントエンドの局部発振回路のトリマーを回し、Sメーター最大にします。トリマーを回しても調整出来ない場合は、トリマーの腐食が疑われ、交換が必要になります。この機種は、底板を外しフロントエンド下のメイン基板にサイービス用の丸穴が開けてありますので、フロントエンドをメイン基板から外さずにトリマー交換が出来ます。トリマーは赤色が塗られていますので、最大容量6pF、温度特性NPO±250ppmのものです。 |
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・動作確認 Mute ON(STEREO)で、STEREO局を受信するとインジケータLEDが点灯します。Servo Lock ONで、Tuned LEDの明るさが増します。 これ以上の調整には測定器が必要です。測定器で確認したところ許容の範囲に収まっていました。これ以外の調整箇所には手を触れないでください。 |
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